少子高齢化を背景とした人口減少という深刻な問題に直面している日本では、外国人労働者の受け入れを拡大する方向へと舵を切った。日本が外国人労働者を受け入れる制度の1つに技能実習制度があるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「ベトナム人は日本で働くためにまるで軍隊のようなトレーニングを受ける」と主張し、なぜそこまでして日本で働きたがるのかと疑問を投げかける記事を掲載した。


 記事は、日本の技能実習制度については「様々な批判もある」としながらも、近年はベトナム人の研修生が増えていると紹介。そして、日本で働きたいベトナム人たちは訪日前に厳しいトレーニングを受けていると伝え、毎日5時45分に起床し、日本語や日本の文化、日本での生活方法について徹底的に叩き込まれると指摘した。

 続けて、研修生は日本で働く前に関連機関に多額の費用を支払う必要があり、日本で研修生として働いても多額の給与を手にできるわけでもないにも関わらず、それでも日本で研修生として働きたがるベトナム人は少なくないと強調。それは研修生として働いた方がベトナムで働くより多くのお金を手にできるからに他ならないとした。

 さらに、日本で研修生として働き、月に9万円しか手元に残らないとしても、この金額はベトナムの若い人からすれば大金であり、日本で2ー3年も働ければまとまったお金を貯めることができると指摘し、それゆえベトナム人たちは日本で働くために軍隊のようなトレーニングすら厭わないのだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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