2026年5月1日、韓国メディアのソウル新聞は、中東情勢の影響による原料の供給不安を背景に、日本各地で指定ごみ袋の品薄騒動が起き、自治体が異例の対応に乗り出していると報じた。

記事によると、中東情勢の影響でゴミ袋の原料となるナフサの供給が不安定となる中、日本の一部地域では資材不足、また買い占めを背景としたごみ袋の品薄が起きており、各自治体が対策に乗り出しているという。

千葉県の市川市では、供給量自体は例年と大きく変わらないにもかかわらず、小売店などで指定ごみ袋が品切れになる事態となった。住民による買いだめが発生しているとみられ、市では冷静な対応を呼び掛けるとともに、可燃ごみに限り指定袋の使用義務を一時的に停止し、一般の透明・半透明のビニール袋でもごみ出しを認める措置を取った。指定ごみ袋のフリマサイトなどでの転売も確認され、混乱が広がっているという。ゴールデンウィークによる物流停滞への懸念もあり、臨時措置は当面継続される見通しだ。

一方で、沖縄県の与那原町では、袋への印字に使う資材の不足から、ごみ袋の表記そのものを廃止し、色分けによって種類を識別する方式に切り替える対応をとった。また、宮城県の大崎地域広域行政事務組合も、5月以降指定ごみ袋の業者からの入荷が不安定となっていることを背景に、指定の袋がなくても市販の袋にごみの種類を記載すれば排出可能とする緩和策を導入した。

記事は「韓国でも同様にごみ袋の買い占めや品薄が一時発生したが、政府の在庫管理と広報により現在は落ち着きを取り戻している」と言及。「日本では地域によってはそもそも指定ごみ袋制度がない場合もあり、今回の対応は日本の各自治体の臨機応変さを示している。しかし、日韓両国で資源供給への不安が市民に広がっていることは否定できない」と伝えた。

これについて韓国のネットユーザーからは「日本でもこういう買い占めが起きるんだな」「転売まで出てくるのはどこも同じ」「結局パニックが一番の問題」「供給はあるのに人が不安で動くのが怖い」「こういう時こそ冷静さが必要だと思う」などの声が上がった。

また、「実際に資材不足で変更せざるを得ない地域が出ているなら、根拠のない不安でもないのでは」「こういう時に、柔軟にルールを変えるのは現実的で良い」「色で分けるのはむしろ分かりやすいかも」「ごみ袋でここまで騒ぎになるとは思わなかった」「資源問題の影響がじわじわと各所に来ている」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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