日本の白物家電やスマホは、中国市場から姿を消してきたため「日本の科学技術はもう遅れている」という見方をする中国人は多い。しかし、中国メディアの今日頭条は10日、「日本の科学技術は米国人を驚かせているほど」であり、遅れているなんてばかげていることを強調する記事を掲載した。


 記事はまず、米国メディアが先日「驚かされる日本の科学技術製品」を紹介する内容を報道したと紹介。「SF小説に出てきそうなことを日本は実現させた」という。例えば「ハイエンドの半導体材料」でも日本は「絶対的な地位」を築いていると紹介。半導体チップにどうしても必要な材料は19あるが、そのうち14の材料でシェアを過半数持っているとその強さを伝えている。

 また、「工業ロボット」においても、産業用ロボット用の精密減速機で、日本製は信用性が高く耐久性があって規模も大きく、シェアのほとんどを日本企業が占めていると強調した。

 ほかにも、「ハイエンドの重機の油圧部品」においても日本は世界的に力を持っていると指摘。
中国では、20トン以上のショベルカーに使う油圧部品は日本企業とドイツ企業に頼っているそうだ。また、「工作機械」、「スマートデバイス」、「ディスプレイ」、「半導体生産設備」、「炭素繊維」など実に様々な分野で、日本は他国の追随を許さないとその強さを伝えている。

 日本は、相変わらず今でも科学技術強国と言っていいだろう。記事に対して、「日本は米国と同程度ではなく、すでに米国を追い越したという専門家もいる」との意見や、「日本はノーベル賞をこんなに取っているのだから驚かない」と日本のレベルを高く評価する人、さらには「なぜ中国人は日本人の精神を真似できないのだろう」という人もいた。日本の科学技術は衰えているわけではなく、あまり目立たないところで活躍しており、世界にとってなくてはならないものになっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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