新型コロナウイルス問題で冷え込んだ国内の観光業を活性化させるべく、「GoToキャンペーン」が実施される予定となっている。東京などで感染者が増えていることもあり賛否両論あるものの、観光業界が大打撃を受けているのも事実ではある。
中国メディアの今日頭条は6日、日本の「観光寝台列車」について紹介する記事を掲載した。ぜいたくなのに「素朴で派手さがない」と意外そうに伝えている。

 記事は九州と東日本を走る寝台列車を紹介。かつて、出稼ぎ労働者などが利用していた夜行列車とは全く違って、最近の寝台列車は観光目的で高級化が進んでいる。記事は、中国の寝台列車とも全く違うと指摘。中国の寝台列車は比較的安く長距離移動できるとあって一定の需要があるが、混雑していてインスタントヌードルなどの味気ない食事が続き、硬い椅子にも我慢しなければならず、飛行機に乗るときにはない「覚悟」が必要なのだという。

 では、日本の寝台列車はどのようなものなのだろうか。記事は、とにかく「高級」で、豪華な内装に最高級の料理を提供し、1泊あたり30万円もする旅行プランもあると紹介。これほど高いのに、なかなか予約が取れないほどの人気だと伝えている。

 内装はそれぞれの部屋ごとに違っていて、家具は「国宝級の芸術品」、洗面所も浴槽も1点物で、夜にはピアノの生演奏を聴きながら星空を眺めるという「至福の時間」を提供してくれると紹介している。

 記事は、日本のこの豪華な列車はこれまでの「苦行のような鉄道の旅の印象を覆した」と称賛。本当の金持ちというのは、こういう「地味で非凡」な旅行を楽しむものらしいと伝えている。
時間もお金もなければ叶わない日本の観光寝台列車の旅は、本当のぜいたくとは何かを考えさせてくれると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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