中国・浙江省嘉興市の団地で、エレベーター内で喫煙した人の写真が貼り出され、物議を醸した。中国メディアの封面新聞が14日に報じた。
記事によると、これは管理会社がエレベーター内での喫煙対策として導入したもの。現場の団地ではエレベーター内での喫煙が長期的に続いていて、たばこのにおいが他の住民に不快感を与えるだけでなく、火災が発生する恐れもあった。
複数の住民から繰り返し苦情が寄せられたことを受け、管理会社はエレベーター内でたばこを吸った人の防犯カメラ映像のキャプチャ画像をエレベーター内に掲示することにした。管理会社は住民のチャットグループ内で事前に掲示を行うことを通知し、改善のための猶予期間を求めた上で実施した。この措置は多くの住民から好評だという。
また、団地の住民である文(ウェン)さんがこれをSNSに投稿すると、「素晴らしいな」「全国の管理会社で導入すべき」「エレベーター内の受動喫煙は長年の問題になっている」など称賛の声が多く上がった。一方で、「喫煙者のプライバシー権を侵害しているのではないか」と疑問を呈する声も寄せられた。
これについて、陝西恒達法律事務所のシニアパートナーで著名な公益弁護士の趙良善(ジャオ・リアンシャン)氏は「管理会社の対応には十分な法的根拠がある。エレベーターは屋内の公共空間に該当し、全面禁煙と明確に定められている。管理会社が注意喚起や警告を行うことは職務の一環。監視カメラ映像の公開は違反行為を行った喫煙者のみに対象を絞っており、公共の秩序管理に用いる正当なケースに合致する」との認識を示した。
一方で、「管理会社が独自に罰金を科したり、当該住民のエレベーター利用を制限したりする行為、また写真を掲示する際に部屋番号など個人を特定できる情報を付したり、侮辱的な表現を用いたりすることはしてはならない」と述べた。











