◇春季静岡県大会2回戦 聖隷クリストファー3-1沼津商(19日・浜松球場)

 2回戦の残り12試合が行われ、夏のシード16校が出そろった。昨春から4季連続県制覇を目指す聖隷クリストファーはエース左腕の高部陸(3年)が、圧巻の投球を披露。

プロ注目の後藤幸樹捕手(3年)擁する沼津商打線から先発全員&毎回の19Kで1失点完投、県内公式戦の連勝を20に伸ばした。3回戦8試合は25日に行われる。

 圧巻の奪三振ショーだった。聖隷の最速147キロ左腕・高部が、19個目の三振で試合を締めた。140キロ台中盤の速球に切れのいい変化球でコーナーを突いて、先発全員&毎回Kで4安打1失点完投。「5回までに2ケタ(11三振)いっていたので、途中から数えてました。今までで自己最多は確か13三振。でも、19は多すぎでした」と、おどけて見せた。

 立ち上がりからエンジン全開だった。今大会は夏の暑さ対策を見据え、第1試合は開始時間を15分早めて8時45分スタート。「早めに早めに体作りすることを心掛けました」。3回まで6Kの完全投球。

4回に味方の失策が絡んで1点を失った直後には、5者連続三振とギアを上げて流れを渡さなかった。

 沼津商の後藤とのプロ注目対決でも“快勝”した。「いい打者が打つと相手は乗るので、打たれないように意識して投げた」。9回に唯一の四球で出塁は許したものの、3打数無安打で抑えた。

 マウンドではイニングの節目のスリーアウト目を三振で終えることにこだわっているという。「守りからリズムを作ることが大事。三振に抑えてベンチに戻ると、チームが勢いに乗ると思ってます」。この日は9イニング中8回を三振締めで切り上げた。

 エースの快投で、昨春の県大会2回戦・知徳戦から続く県内公式戦の連勝を20に伸ばした。その間、すべての試合が2失点以内で、1試合平均失点は、わずか0・7点。鉄壁投手陣の中心に高部が君臨している。「公式戦で試合が出来ることが一番。

一つひとつ勝っていきたい」。4季連続県制覇へ、頼れる男が勝利に導く。(塩沢 武士)

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