パ・リーグ ソフトバンク―ロッテ=2回降雨ノーゲーム=(26日・鹿児島)

 ソフトバンクが、「ファイト!九州デー」として鹿児島で開催されたロッテ戦は降雨ノーゲームとなった。小久保裕紀監督は試合後、イヒネイツア内野手の出場選手登録を抹消すると明かした。

主に代走、守備固めとして開幕1軍入りも、ここまで8試合の出場にとどまり、打撃面でも2打席だけ。指揮官は「打席を多く立たせたい」と2軍再調整の意図を説明した。

 22年ドラフト1位は、出場機会を増やす狙いで、今季から外野に本格挑戦した。元々は遊撃手として入団した。外野挑戦を見守ってきた大西崇之外野守備走塁兼作戦コーチは「本当の守備要員になるには、もうちょっと時間がいると思う」と現状を分析した。

 外野手は、特に前後左右の打球判断能力が求められる。練習以上に実戦での経験が重要だ。「やっぱり試合でボール捕らへんことにはうまくならへんっていうのがある。これに関してはやっぱり2軍で試合に出て『あそこに飛んだらもう絶対アウトやで』っていう、信頼を得るぐらいまでになってほしい」と大西コーチ。指揮官同様に、2軍で経験を積むことが必要だと考えているが、その言葉からは期待の大きさも感じられた。

 今春キャンプ中、貪欲な姿勢と身体能力の高さから、イヒネの評価は右肩上がりだった。試合中は、自身がグラウンドに立っている意識でベンチワークやプレーに神経を注いできた。

誰よりも練習に時間を割き、課題も見えてきた。大西コーチは「練習の時に捕れなかったボールに対して何で捕れなかったかっていうことは、もう何度も彼とも話している。そこは本人も分かってると思う」と成長を感じ取っている。

 大西コーチは「ある程度までは来ている」という。「ここから先は試合でボールの追い方だったり自分で感覚をつかんでいってほしいと思う。ずっとそう(上り調子に)はいかへん。ここから先、本当の意味の実力っていうのは、そんな簡単につくもんじゃないからね」という厳しい言葉も、イヒネの可能性を信じているからこそだ。

 出場機会は少なかったが、それ以上に1軍の雰囲気を味わった経験も大きい。ひと回りもふた回りもレベルアップして帰ってくるはずだ。

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