◆JERAセ・リーグ 巨人1―11広島(28日・東京ドーム)

 右打者6人も 投打ともに完敗だ。試合後、巨人の阿部慎之助監督(47)は「全部流れが向こうに。

こっち側は打っても全部いいところに飛んでアウトになったり。本当に流れを持ってこられなかったっていうね。床田くんにもいいところに投げられて」と淡々と振り返った。ゴールデンウィーク9連戦初戦はチーム3年ぶりの18被安打、1―11の一方的な展開で黒星スタートとなった。

 打線は相手先発の左腕・床田に5回2死まで完全投球を許した。6回にキャベッジがチーム初安打のソロも、8回3安打1失点に抑えられた。試合前の時点で対左投手の打率が1割6分7厘だった左の佐々木はベンチスタートで、同2割7分の松本ら右打者6人を並べたが苦戦。「こっち側がどっちつかずみたいになっちゃった」とチームとして狙い球を絞りきれなかったことを反省点に挙げた。

 試合前の打撃練習では、各打者が左腕の打撃投手の球を逆方向に飛ばして床田との対戦を想定して準備。だが、140キロ前後の同じ球速帯でツーシーム、カットボールと微妙に軌道を変えてくる投球術に翻弄(ほんろう)された。「次は対策をしっかりして。こちら側でちゃんと割り切らせていければいいかなと思いました」。

全球種を追いかけてしまうと好投手の攻略は難しいと改めて痛感した。

 相手先発が左腕の試合はこれで5勝7敗。連勝は2で止まり貯金3となった。「しっかり反省して、明日対策をして、切り替えていい試合できるように準備させます」。年に何度もない大敗。ある意味、次に目を向けやすい負けと言えるだろう。(片岡 優帆)

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