北中米W杯(日本時間6月12日開幕)の日本代表メンバー発表会見が、15日に行われる。8大会連続8度目のW杯に臨む森保ジャパンのメンバー26人が決定する。
日本にとって5度目のW杯となった2014年のブラジル大会の日本代表メンバー発表は、同年5月12日、都内で行われた。ザックジャパンのメンバー23人が読み上げられた中で、最大の衝撃はそれまで約2年3か月も代表から遠ざかっていたFW大久保嘉人(当時川崎)のサプライズ選出だった。一方で、ザッケローニ体制の多くの試合に招集され、守備のマルチロールとして貢献してきたMF細貝萌(当時ヘルタベルリン)が落選。実力者の明暗が分かれる形となった。
指揮官は、自分たちが主導権を握るスタイルを貫くため、停滞した局面を「個」で打開できる得点力を求めた。前年度のJリーグで得点王に輝き、この年も得点を量産していた大久保を、本番直前で「ジョーカー」として組み込む決断を下した。
アルベルト・ザッケローニ監督は「ブラジルで日本らしさを出すには、このメンバーだと思った」と説明。1次リーグで対戦するコートジボワール、ギリシャ、コロンビアを想定し、ボランチの守備力強化(細貝)よりも、得点パターンの多様化を優先した。ドリブラーの斉藤学、ボランチでもより縦パスなど攻撃力に定評のある青山敏弘を当落線上から選んだ。
チームの根幹は、ミランの本田圭佑、インテルの長友佑都、マンチェスターUの香川真司らを中心とした「自分たちのサッカー」の熟成にあった。ビッグクラブに在籍していた本田らは、攻撃的なスタイルで世界と渡り合える、という自信に満ちあふれていた。ロンドン五輪世代の山口蛍ら若手の台頭もあり、当時のザックジャパンは“歴代最強”と呼ばれた。
しかし本大会では、残酷な結果が待ち受けていた。初戦のコートジボワール戦、本田が先制ゴールを奪ったものの、FWドログバが途中出場した後に2点を奪われて逆転負け。続くギリシャ戦、ザッケローニ監督は10番の香川に代えて大久保を先発起用したが、結果にはつながらず、退場者を出した相手にスコアレスドロー。コロンビアには1―4と大敗し、1分け2敗で1次リーグ敗退。信じてきた「自分たちのサッカー」が世界には通用せず、日本サッカー界にとっても大きな転機となる大会となった。
【ブラジル大会メンバー】

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