北中米W杯(日本時間6月12日開幕)の日本代表メンバー発表会見が、15日に行われる。8大会連続8度目のW杯に臨む森保ジャパンのメンバー26人が決定する。

スポーツ報知では、過去のW杯メンバー発表のドラマを振り返る。今回は、2010年南アフリカW杯。

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10年南アフリカ大会を戦う23人のメンバー発表会見で、500人の報道陣が詰めかけた会場がどよめいた。日本代表の岡田武史監督が、GKの3番目に「川口」の名前を読み上げたからだ。

 川口能活は前年の09年9月に右足を骨折し、W杯イヤーは公式戦に出場どころか、ベンチ入りすらしていない状態だった。それでも、岡田監督は「第3GKとなるが、川口のリーダーシップ、選手に一目置かれている存在はどうしてもチームに必要だと考えた」。23人中15人が初選出だったことも踏まえ、日本の最年長記録(当時)34歳8か月25日でW杯メンバー入りしたベテランに、精神的支柱としての役割を託してサプライズ選出した。

 また、会見中に指揮官が「表現は悪いかもしれないが、はえがたかるように何度も何度もチャレンジする」と、なりふり構わずに戦う覚悟を示したように、試合展開次第では超守備的な戦術構想を持っていることから、5人のFWのラスト1枠には“守備的FW”として、豊富な運動量を誇る矢野貴章を抜てき。岡田監督の色がよく表れたメンバー選考となった。

 過去の3大会と比較すると、23人の平均年齢(発表時)は27・7歳で4大会中で最も高かったメンバーで臨んだ本大会は、W杯直前の5月の親善試合で4連敗を喫し下馬評は低かったが、攻撃的なスタイルから堅守速攻へとシフトし、2勝1敗で1次リーグ突破。決勝トーナメント1回戦でパラグアイにPK戦の末敗れたが、16強進出という堂々の結果を残した。

【南アフリカ大会メンバー】

▼GK 川口能活、楢崎正剛川島永嗣

▼DF 中沢佑二、田中マルクス闘莉王岩政大樹駒野友一今野泰幸長友佑都内田篤人

▼MF 中村俊輔稲本潤一遠藤保仁中村憲剛松井大輔、阿部勇樹、長谷部誠本田圭佑

▼FW 玉田圭司、大久保嘉人、矢野貴章、岡崎慎司森本貴幸

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