◆メニコン杯 第29回関東ボーイズリーグ大会・小学生の部 ▽決勝 埼玉新座ボーイズ8-7深谷ボーイズ=延長8回タイブレーク(3日・大田スタジアム)

 16チームで争われた小学生の部は、埼玉新座ボーイズがスクイズでサヨナラ勝ち。3連覇を狙った深谷ボーイズを振り切り、3年ぶり2度目の優勝を飾った。

 壮絶な戦いとなった。埼玉新座は最終回の6回に2点、延長タイブレークの7回に3点をそれぞれ追いつく粘り腰。迎えた8回。1死満塁から渡邉伶音(5年)が初球をスクイズ。「諦めずに一生懸命、頑張ってくれた」と内村房夫監督(55)が振り返った2時間1分の熱戦に終止符を打った。殊勲の5年生は「最高にうれしかった」と即答した。

 「イチ、ニー、サン、シ」。走者が出ると、ベンチからリードの歩数を数える声が飛ぶ。低学年から練習を徹底。失敗を重ねながら盗塁できるリードの距離を知り、投手の間合いや捕手を見て、自分のタイミングで走る習慣を身につけてきた。

 予選から計5試合で42盗塁。常に先の塁を奪う姿勢が、劣勢からでも追いつく粘りにつながった。

「『ゼロ回』からみんなで声出してやれた。自分たちに力があることを証明できた」と内田陽仁主将(6年)。ゼロ回、つまり試合前の準備から足元を見つめ、春の頂点に駆け抜けた。

[深谷]8回タイブレークの末、3連覇の夢は散った。春季全国大会を3月末まで戦い、今大会に臨む新チームの準備期間はわずか約1週間。それでも準決勝で川内野将悟(6年)が左越えに2点本塁打を放つなど、決勝トーナメント3試合で長打は20本を記録。本橋樹監督(34)も「打撃は大きな収穫。ここまで来られて十分」と視線を夏へ向けた。

 ◇表彰選手

 【最優秀選手】内田陽仁(埼玉新座)【優秀選手】川内野将悟(深谷)

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