◆JERAセ・リーグ 巨人5x―3広島(12日・岐阜)

 岐阜の夜空に舞った大城の一発に、相手の外野は一歩も動けなかった。2回1死、床田の初球・直球を捉えて右翼席へ運ぶ先制の4号ソロ。

逆風だったのに「風に乗ってくれました」と照れ隠しのコメントを残す“らしさ”を見せながらも24、25年を早くも超える4号にマルチ安打をマークした。「積極的にいった結果がよかったと思いますし、先制点というのは欲しかったのでよかったと思います」とうなずいた。

 今季初登板から2戦連続で先発・戸郷とバッテリーを組んだ。何とか今季初勝利をつけてあげたかった。5回3失点と苦しい結果となったが「球数もちょっと多くなっちゃったんですけど、粘り強く投げてくれていたと思うので、また次回、なんとか勝ち星をつけられるように野手全員でがんばりたいですね」。悩める右腕を思いやった。

 10日の中日戦(バンテリンD)では守備の際に、相手の空振りしたバットが頭を直撃。球場が一時騒然とする場面もあったが、この日の試合前は通常通り練習メニューをこなし、元気な姿を見せた。岐阜のファンから歓声を浴び「非常にがんばる源になりました」と感謝した。仲間思いの優しさと熱い思いが勝利をたぐり寄せた。(水上 智恵)

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