ヤクルト・石川雅規投手(46)が今季初の1軍昇格に向けて順調に調整を進めている。

 8日の同楽天戦(森林どり)では41歳の岸孝之との投げ合いで4回5安打6奪三振、無失点の力投。

対する岸は7回5安打8奪三振で無失点だった。石川は「ボールを見ていて、打者に反応を聞いても『すごい』って反応だった。やっぱすげえなと。本当に勉強になりましたね」と親交のある後輩から大きな刺激をもらい、「お互い頑張ろう」と健闘を誓い合った。

 あれから中6日で15日のファーム・リーグDeNA戦(平塚)に臨む左腕は14日、戸田でキャッチボールなどで仕上げに入り「前回が4回だったので5回はいきたいですよね」と着実なステップアップをもくろんだ。

 今季はここまで2軍で3試合、7回を投げて防御率0・00をマーク。1軍は首位を走っているが、ベテランの力が必要になる時期が必ず来る。通算200勝まで残り12勝に迫り、25年連続勝利と併せて25年連続安打の記録も懸かる今シーズン。来年からセ・リーグもDH制が採用されるため、記録更新の“ラストチャンス”になる可能性が高い。

 球史に名を刻み続けているベテランは「僕らは結果を出して、みんなと競争をして『いい』と思われる人が1軍に呼ばれるし、1軍で投げると思う。年齢が高いからとか、長いことやってきたからって1軍のマウンド(で投げる機会)をもらえるわけじゃないのはわかっているので。そういう意味ではやれることをやるだけです」と泰然自若の精神で出番を待つ。

 今年から担当が変わったこともあり、石川と会うのはおよそ半年ぶりだった。戸田で日焼けした顔つきは精悍(せいかん)さが増していた。(24、25年ヤクルト担当・長井 毅)

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