◆JERAセ・リーグ 阪神3―1広島(16日・甲子園

 阪神・村上が長いトンネルから抜け、またTORACOのハートをつかんだ。4回まで完全投球。

完封目前の9回2死一、二塁から坂倉に適時打を浴び「まだ心の整理がついていない」と無念の降板となったが、被安打5の無四球9奪三振で4月3日・広島戦(マツダ)以来、6戦ぶりの2勝目を挙げた。「無駄なランナーを出さずに攻めていけたところがよかった」とうなずいた。

 女性ファン向けイベント「TORACO DAY」では、昨年5月10日の中日戦でも初のマダックス(100球未満での完封勝利)を達成。会心の勝利を届けていた。デーゲームは通算8試合で4勝無敗と相性抜群で、広島戦は自身5連勝。藤川監督は「非常に安定していましたし、いいゲームに持っていってくれた」とたたえた。

 チームの連敗は2で止まり、首位・ヤクルトに1ゲーム差に迫った。昨季投手3冠に輝いた右腕は「ここで満足せず、次の試合へ臨める」と表情を引き締めた。(藤田 芽生)

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