バレーボール男子日本代表のアウトサイドヒッター・高橋藍(らん)が29日、2026―27年シーズンよりポーランドリーグ・プルスリーガの強豪「ルブリン」に移籍することが正式発表された。イタリア1部セリエAのモンツァでプレーした23―24年季以来、3季ぶりの海外挑戦で、自身初のポーランドリーグに参戦する。

 藍は発表を通じ「サントリーサンバーズ大阪でプレーする中で、本当に多くの学びと経験を得ることができました。満員の会場でたくさんの応援をいただき、改めてバレーボールの楽しさや魅力、日本バレーの熱気を感じる2シーズンでした。その中で、自分自身もっと成長していきたいという想(おも)いが強くなり、もう一度新しい環境に身を置いて挑戦したいと考えるようになり、ポーランドでプレーすることを決断しました」などとコメントを寄せた。

 日体大在学時からイタリアで3季プレー。23―24年シーズンにモンツァの主力でプレーオフ準優勝を果たした。24―25年シーズンから国内の大同生命SVリーグで2季プレー。初年度にリーグ初代王者に輝き、チャンピオンシップ決勝のMVPも受賞。主将を務めた2季目はリーグのレギュラーシーズンで初制覇を遂げ、2季連続ベスト6とベストレシーブ賞も獲得した。

 新天地はイタリア、トルコと並んで世界トップレベルのポーランドリーグのルブリン。13年に創設され、24―25年季にリーグ初優勝。25―26年季は大砲のウィルフレド・レオンらを擁してリーグプレーオフ準優勝と強豪クラブだ。

 日本代表としては28年ロサンゼルス五輪につながる大事なシーズンを迎える。

6~7月のネーションズリーグ(大阪ほか)を経て、9月のアジア選手権(福岡)で優勝すれば、最短でロス五輪の切符を得る。21年東京、24年パリ五輪はともに7位。2年後の五輪では「金メダル」を目標に掲げており、3季ぶりの海外挑戦で成長を期す。

 ◆高橋 藍(たかはし・らん)2001年9月2日、京都市生まれ。24歳。バレーは小学2年から。東山高3年時の19年度全日本高校選手権(春高バレー)を制覇。日本代表初選出は20年2月。同4月に日体大進学。2年時の21年11月に伊1部セリエAのパドバと契約し、23―24年季はモンツァでプレーオフ準V。24―25年から2季、日本のサントリーでプレー。五輪は21年東京、24年パリ大会で7位。

家族は両親、兄、妹、愛犬「ヨグ」。188センチ、83キロのアウトサイドヒッター。

 ◆LKPSルブリン ポーランド東部のルブリンを拠点とし、2013年に創設。ホームアリーナのハラ・グロブスは4500人収容可能。21年にトップリーグのプラスリーガに昇格し、24~25年シーズンに初優勝。25年5月にはポーランド・スーパーカップを制し、今年も決勝に進出している。25年11月ポーランド・カップで優勝。ヘッドコーチのステファン・アンティガ氏は、現役時代にフランス代表で02年世界選手権銅。13年から同国代表監督を3年間務め、14年の世界選手権で優勝。

 ◆藍のコメント全文は以下の通り。

 皆さん、いつも温かい応援をありがとうございます。

 このたび、新シーズンよりポーランドリーグの「BOGDANKA LUK Lublin」に移籍することを決断しました。

 SVリーグ・サントリーサンバーズ大阪でプレーする中で、本当に多くの学びと経験を得ることができました。満員の会場でたくさんの応援をいただき、改めてバレーボールの楽しさや魅力、日本バレーの熱気を感じる2シーズンでした。

 その中で、自分自身もっと成長していきたいという想いがより強くなり、もう一度新しい環境に身を置いて挑戦したいと考えるようになり、ポーランドでプレーすることを決断しました。 この挑戦を選んだ一番の理由は、日本代表としてオリンピックで金メダルを獲るという目標を達成するためです。

 新たな環境の中で、自分をさらに磨いていきたいと思っています。いつも支えてくださる皆さんへの感謝を忘れず、ポーランドでも自分らしく全力で挑戦していきます。

 これからも応援よろしくお願いします。

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