◆米大リーグ オリオールズ5―6ブルージェイズ(29日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパークアットカムデンヤーズ)

 ブルージェイズの岡本和真内野手が、0―5で迎えた7回無死一塁から左翼へ12号2ランを放つなど、4打数1安打2打点1得点1三振で、打率は2割1分6分となった。

 岡本の豪打で目覚めた打線は、この日メジャーデビューしたマカドーが右中間1号2ランで続き、2ラン2本で4点を返した。

8回にはゲレロの2点二塁打で6―5と逆転した。今季最長タイの4連勝で4月4日以来の勝率5割となった

 岡本のバットが停滞した試合を劇的に変えた。0―5で迎えた7回無死一塁。岡本が先発左腕ロジャーズの初球、内寄りの直球93マイルを捉える。打球速度108・3マイル(約174・3キロ)の打球は、飛距離397フィート(約121・0メートル)で空間を旅し、左翼席に着弾。岡本は一塁走者ゲレロとお辞儀ポースの後、青いジャケットを羽織って、ダッグアウトで祝福された。

 「ホームランになるかなと、思いました。しっかり仕留められて良かったです」

 この一発で打線が目覚める。続くバーショが左翼二塁打、更にこの日メジャーデビューのマカドーが右中間1号2ランで4―5。8回ゲレロの左越2点適時二塁打で6―5と、MLB公式が一時は勝率3%と算出していた試合をひっくり返した。

 6回を終えて5点差を逆転したのは、2021年9月3日のアスレチックス戦以来。「粘りながら試合が出来ていると思います。

終盤にひっくり返したというのは、明日につながると思います」と、手応えが残った。

 直球にはメジャーでも強さを見せている。今季フォーシーム(直球)に対して4二塁打、6本塁打、13打点。全体のハードヒット率がリーグ9位となる51・9%となる中でも、直球のハードヒット率は66%に上昇する。絶好調でスタートした今月、中盤以降は三振が増加、5試合連続無安打と苦しんだが、「ずっとコレでやるというシーズンはないと思いますし、誰しも、色々考えて変えている」と黙々と早出で打ち込んできた。27日のマーリンズ戦では19試合ぶりの本塁打を放ち、「ホームランが出たというのは自分の中でもいいこと」とうなずく。

 この日の敵地は「スター・ウォーズ・ナイト」。岡本は悪のキャラクター「カイロ・レン」仕様でスコアボードに紹介されたが、まさに敵に災厄をもたらす存在となった。

 チームは6回以降中継ぎ3投手が被安打ゼロでタスキをつなぎ、今月のブルペン・デーは4連勝。今季最長タイの4連勝で借金返済。4月4日以来の勝率5割(29勝29敗)とした。

 「粘りながら試合が出来ていると思います」と岡本。

昨年のア・リーグ王者がここから貯金モードに切り替わる。

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