城東(東京)を卒業後に米球界へ挑戦し、ウィチタ州立大でプレーした林平太郎投手(22)が、このほどスポーツ報知の取材に応じた。5月に同州立大を卒業し、NPB、社会人野球など日本球界でのプレーを目指して同月末に帰国。

現在は東京・墨田区の屋内スポーツ施設「SPONOBA(スポノバ)」などを拠点に調整を進めており、「ウィチタ州立大でも、いろんな場面で信頼されて起用されてきました。日本でも『コイツなら』と任されるような、タフさを見せていきたい」と意気込んだ。

 城東では1年秋からエースを務めた左腕。2年生だった20年夏の東東京代替大会では準々決勝で関東第一に敗れたが、都立の星を8強入りへとけん引した。卒業後は複数の米大学でプレーし、今季は3月下旬に首脳陣の提案で上手投げから横手投げに挑戦。「相手が左のサイドスローに見慣れていないこともあり、思い切ってストライクで攻めていける投球スタイルになった」と自信を深め、転向後は救援で19試合に登板して15試合が無失点と飛躍的に投球内容が向上。自己最速を更新する144キロも計測した。

 右足を一塁側に踏み出す独特なインステップ投法に加え、希少な左横手から繰り出すスライダーとツーシームが武器。横手投げの経験が浅いだけに伸びしろも十分で、関係者によるとNPBの複数球団が興味を示しているという。今秋ドラフトで指名を受ける可能性もある“逆輸入左腕”は、「米国では良くも悪くも自分でやらなければいけないので、そういう部分では成長できた。(日本でのプレーは)楽しみ。自信しかないです」。

米国でつかんだ確かな手応えを胸に、ベールを脱ぐ準備はできている。

 ◆林平太郎(はやし・へいたろう)2003年12月22日、東京都生まれ。22歳。22年3月に城東を卒業し、同年秋に米アリゾナ州・フェニックス短大へ進学。同短大を卒業後にNCAA(全米大学体育協会)1部のニューヨーク州・ワグナー大へ進学し、25年は先発として10試合に登板。シーズン後の同年秋に、1989年に全米大学選手権を制した古豪・ウィチタ州立大学へ転校。181センチ、90キロ。左投左打。

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