6月以降、欧州からの訪中観光客数が顕著に増加しています。広東省深センの出入国検査データによりますと、深セン空港を経由して入国した欧州からの旅客数は前年同期比31.6%増となりました。
オンライン旅行予約サイト「携程(トリップドットコム)」の統計によりますと、今夏の訪中旅行における国・地域別の旅行客数上位20のうち、欧州諸国が30%を占めました。予約数は前年同期比275%増、観光チケットの予約数は同20倍以上増加しました。中でも、英国、フランス、ドイツなどの西欧諸国の予約が全体の約42%を占め、前年同期比で約150%増加しています。
同程旅行傘下の国際旅行プラットフォームHopeGooのデータでは、7月以降、エディンバラ、バルセロナ、ロンドン、マドリード、ローマなどの欧州各都市から中国へ向かう航空券の予約数が、いずれも前月比で2割以上増加しました。また、英国から中国の主要都市に向かう一部路線の予約数は、前年同期比で80%以上増加しています。
今年は欧州各地で歴史的な猛暑となり、海外旅行需要がさらに拡大したことで、中国に新たなビジネスチャンスをもたらしています。上海の精進料理店、「松月楼」豫園店のマネージャーは、7月以降の来店客数が前月比で50%から100%増加し、欧州からの観光客が増えたため、メニューの多言語表記にしたと説明しています。山西省の平遥古城にある民泊施設「平遥山嵐隠舎」はインバウンド予約が全体の25%を占め、夏季休暇以降は欧米の観光客が中心になっていると述べています。
雲南省から貴州省にかけてのルートは、中国国内で人気の避暑旅行ルートの一つです。両地域の夏の平均気温はいずれも25度以下で、近年は多くの欧州観光客を惹きつけています。フランス人観光客のアントワーヌさんは、中国は「エアコンが効いており、日よけが多く、飲料水も手に入れやすい」ため夏の旅行に適していると語っています。
携程は、今夏のインバウンド旅行は爆発的な成長を見せており、「China Travel」の世界的な認知度をさらに高めているとしています。一方で、一部の小規模店舗では外国人観光客の受け入れに課題も抱えており、ホテル、レストラン、商業施設の従業員に対する外国語研修や、各種国際決済システムの整備を引き続き進める必要があるとしています。(提供/CGTN Japanese)











