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幻の巨神兵と王蟲の激突シーン「風の谷のナウシカ」誕生秘話

『風の谷のナウシカ』の制作現場。不眠不休で働いている。
「だが、このままでは公開に間に合わない」
宮崎駿が関係者を集めて言う。
「プロデューサーの高畑さんの意見をまず聞きたい」
“ところが高畑さんはなかなか口を開かず、やっと開いたと思ったら「間に合わないものは仕方がない」。”
宮崎駿は「これ以上相談しても仕方がない」と、間に合わせるために絵コンテを描き直す。
このときの幻の絵コンテには“巨神兵と王蟲の激突シーンもありました”。

うはー、観たかったなそのシーン!
『風の谷のナウシカ』ファンなら、あれこれ妄想してしまうエピソード。これを語っているのは、ジブリのプロデューサー鈴木敏夫。
『ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ』の中の語り下ろしだ。
これ以外にも「風の谷のナウシカ」ができるまでのエピソードがふんだんに語られる。
アニメ雑誌をやっていた鈴木が初めて宮崎駿に取材を申し込んだときの返答もすごい。『太陽の王子ホルス』について一言コメントほしいので電話する、が。
“「あらましは聞きました。僕は取材を受けます。その代わり八ページじゃなく一六ページにしてください。この作品を語る上で、組合活動のことなどちゃんと話しておかなければ自分の言いたいことは伝わらない」”
ページを倍にしてくれ、と! いや、その前にそもそも一言コメントほしいだけなのに。
結局、このとき鈴木は取材を諦める。
その後の出会い。宮崎駿と映画をつくるために雑誌『アニメージュ』で漫画連載をはじめた経緯。高畑さんにプロデューサーを依頼するとき、呑めない日本酒をのんで泣き出してしまう宮崎駿。制作会社を探す困難さ(“とにかくみなさん、口を揃えて同じことを言いました。「宮崎さんが作るのならいいものが作れるだろう。それはわかっている。でも、スタッフも会社もガタガタになるんだよ。今までがそうだった」”)。そして実際にスタートする過酷な現場。
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