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オードリー若林が1人でキューバを旅した理由『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』

2016年夏。オードリーの若林正恭は5日間の夏休みを海外で過ごすことにした。同行者はゼロ。初めての海外一人旅。航空券もホテルも自分のスマホで予約して、向かう先はキューバ。羽田空港から離陸する国際線のGを感じながら、若林は願う。

「5日間、この国の価値観からぼくを引き離してくれ。同調圧力と自意識過剰が及ばない所までぼくを連れてってくれ」(P.40)

『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』は、若林がキューバで過ごした5日間を記録した書き下ろしエッセイだ。
オードリー若林が1人でキューバを旅した理由『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(KADOKAWA)。表紙の写真は若林が撮影したもの。観光客にエサを媚び、死んだように寝る野良犬に自由と気高さを感じた、と語る。

20代のお前、残念だったな!


そもそもなぜキューバだったのか。「アメリカとの国交が回復して、今のようなキューバを見られるのもあと数年だから」というのは建前の理由。きっかけは若林が1年前から雇っている家庭教師だった。時事問題に疎い若林は、東大の大学院生にニュースを解説してもらっていた。

家庭教師の講義のなかで「格差社会」「超富裕層」について聞いた若林は、「新自由主義」という言葉を知る。勝ち組。負け組。競争を強いられるシステム。売れない20代のころ、世間と自分を比べて鬱屈していた時間は、誰かが作ったシステムの上の出来事に過ぎなかった。宇宙や生命の根源の悩みだと思ってたのに。なんだ、そんなことだったのかよ!

「僕は家に帰って自分の著書『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』を取り出し、『おい、お前の悩みは全部人が作ったシステムの中でのことだったぞ。残念だったな!』と言葉をかけた後、ひとつの儀式としてゴミ箱に捨てた」(P.33)

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    「オードリー若林が1人でキューバを旅した理由『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』」の みんなの反応 1
    • 匿名さん 通報

      この本は面白いからオススメだよ!っていうのが伝わる、いいレビューだと思って途中まで読んでいたんだけど、まとめ方がありがちすぎる(笑)。でもこの本には興味を持ったのでレビューとしては成功なのかな。

      1
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