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『おかえりモネ』第28回 過去に大きな挫折を経験? 単なる頑固者なのではなく、何かありそうな菅波

『おかえりモネ』第6週「大人たちの青春」

第28回〈6月23日(水)放送 作:安達奈緒子、演出:桑野智宏〉

※本文にネタバレを含みます

※『おかえりモネ』第29回のレビューを更新しましたら、Twitterでお知らせします


百音(清原果耶)、いよいよ受験! 気象予報士の資格試験を受けに出かけるにあたり、菅波(坂口健太郎)が心配して、何度もメッセージを送ってくる。心強いような、面倒くさいような感じで……。菅波のツンデレというよりもデレ過ぎなキャラにフォーカスが当たった回。

【レビュー一覧】『おかえりモネ』のあらすじ・感想(レビュー)を毎話更新(第1回〜第28回掲載中)

『あさイチ』で大吉が、百音の父母のエピソードかと思ったら……と感想を述べていたが、本当にそうで、盛りだくさんのエピソードを細切れになっていて、そっちの話の続きが知りたいーって思うことが多々ある。他には、亮(永瀬廉)の父・新次(浅野忠信)の心の傷も気になる。

たくさん断片を散りばめているエピソードはそのうちじっくりやってくれるであろう。サヤカ(夏木マリ)のセリフ「焦らなくてもいい。ゆっくりでいいんだ」(第2話)に倣って気長に待ちたい。

面倒くさい、菅波

お正月を気仙沼で過ごした百音。すぐに登米に戻って、いつものように仕事と試験勉強を続ける。試験まであと5日。難しい設問に言いよどむ百音に厳しい菅波。

菅波には挫折の経験がないと思う百音に、負けたことのある人間のほうが強いとか、傷ついたことのある人間のほうが共感性が強いとか一理あるが、自分の怠惰の言い訳にその論理を持ち出すのは……と面倒くさいことを言い出す菅波。

この面倒くささは受験当日のメッセージ攻勢にも現れる。「励ましメール」とサヤカがからかうと、長々と堅い注意がたくさん送られてくるが、漢字を間違えていて、でもそれも即座に訂正してくる。

面倒くさいが。かまってくれる人がいるだけありがたい。しかも、試験当日、カフェ「椎の実」で待っている。完全にこのカフェ、営業時間外に勝手に使っていいようになっている。

気象予報士の勉強は堅苦しい内容だが、夜のカフェの間接照明は暖色できらきらしていて、ムードがある。朝ドラ――とくにセットだとキラキラ感が足りないと『半分、青い。』の頃にドラマ小姑として指摘をさんざんした筆者であるが、やっと少しだけ民放やスイーツ映画のキラキラ演出に追いついてきた。あとは、ここぞ! というところで主題歌がかかるようになったら完璧。

田中さんが心配

合否は3月にならないとわからない。待ちの期間。ここで注目したいのは、試験当日、待っていた菅波には「意外とできた気がします」と言ったのに、森林組合では「でも多分ダメですけど」と百音が言うことである。心配して待っていてくれていた菅波に気を使ってホッとさせようとした百音の気配りかもしれない。

そこへ、田中(塚本晋也)からテーブルと椅子のキャンセルの連絡が入った。最近、カフェにも顔を出さない。心配になった百音は、中村(平山)に訊ねるが、訪問診療に切り替えたこと以外、詳しいことはわからない。

ここで注目したいのは、菅波が訪問診療をやろうとしないこと。単なる頑固者なのではなくて何かありそう。挫折の経験がないと百音に言われてムキになるところも気になる。

『おかえりモネ』第28回 過去に大きな挫折を経験? 単なる頑固者なのではなく、何かありそうな菅波
写真提供/NHK

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NHK「連続テレビ小説」第104作目の作品。宮城県気仙沼市の離島・亀島で育った清原果耶演じるヒロインの永浦百音が、気象予報を通じて幸せな「未来」を届ける希望の物語。2021年5月17日~10月29日放送。

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