中国メディアの瀟湘晨報は20日、タイで行われた「水かけ祭り(ソンクラーン)」に遭遇した中国人女性を紹介した。

記事によると、4月14~18日に仕事でタイを訪れていたという女性・張(ジャン)さんは「もう二度と水かけ祭りの時期にタイには行かない」と語った。

張さんは祭りのことは知らず、特に関心もなかったというが、15日にホテルから外出しようとしたところ、エレベーターで大きな水鉄砲を2丁持った他の宿泊客と出会った。「通りを出て角を曲がるとすぐにびしょ濡れになっちゃうよ」と告げられ、半信半疑ながら部屋に戻って携帯電話を保護し、念のため服を着替えて外に出たという。

張さんは食事のために外出したが、背後から水鉄砲で水をかけられ、服が濡れた。帰りにマッサージ店に入り服を乾かそうとしたが、施術後も乾いておらず、濡れた服を着たままホテルに戻った。翌16日にも外出した際に再び水鉄砲で水をかけられた。張さんは「(相手は)明らかに私たちの目や顔を狙って、高圧の水鉄砲で水をかけてきた。数日前から目のアレルギーがあり、左目はまだ治療中だった。水が清潔かどうかも分からなかったので、その場で目薬を差した。私たちが嫌がっている様子を見て、相手はさらにエスカレートしているように感じた」と振り返った。

張さんによると、路上では後部をパーティー仕様に装飾した車を多く見かけた。水鉄砲を持ち、酒を飲んだり踊ったりしている人が大勢いて、身の危険を感じたという。交通状況については「ほとんど徒歩移動だったのであまり気にしていなかった」としつつ、「日中にタクシーで移動する分には特に問題はなかった」と話した。

中国のネットユーザーからは「楽しむための祭りがいじめと化している」「こういうのがあると理解したのなら、今後は行かないのが賢明。またはヘルメットを持って行くか」「タイの水かけ祭りは昔から有名。人が多い場所はコントロールが利かない」「群集に対して法は機能しないということを肝に銘じなければ」「実は大騒ぎしているのはタイ人よりも欧米人」「一部の参加者が伝統行事を盾に悪趣味な行動を取っている。本来の文化体験とは誰もが楽しめて、尊重されるものであるべき」といったコメントが寄せられている。

なお、タイの地元当局は17日、今年の水かけ祭りの期間(4月10~16日)に交通事故が1242件発生し、1200人が負傷、242人が死亡したと発表した。

(翻訳・編集/北田)

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