中国国家林業草原局が4月22日に伝えたところによると、40年以上にわたる保護の結果、中国のプシェワルスキー野馬(モウコノウマ)の個体数が着実に増加し、2025年末時点でその数が1000頭近くに達したとのことです。

プシェワルスキー野馬は、中国新疆ウイグル自治区のジュンガル盆地やモンゴルの乾燥した荒漠草原地帯が原産で、現生する唯一の野生馬の種であり、6000万年にわたる進化の歴史を持つ「生きた化石」です。

中国は20世紀半ばに、国内の野生のプシェワルスキー野馬の絶滅を宣言しましたが、1985年に「野生馬帰郷」計画を始動し、海外から野生馬を導入して新疆に繁殖基地を設立しました。2001年以降、新疆野生馬繁殖研究センターは馬を純粋な荒漠環境へ放し、野生性の回復と遺伝子構造の改善を進めてきました。新疆ではこれまでに18回にわたってプシェワルスキー野馬の野生復帰が試みられ、放された馬は既に野外での生存・繁殖能力を備え、個体数は着実に増加傾向を示しています。

長年の取り組みを通じて、中国の研究者は、飼育繁殖、半散放による訓練、野外再導入といった保護手法を体系化し、希少種保護の経験を蓄積してきました。2025年末現在、中国のプシェワルスキー野馬の個体数は1000頭近くに達し、繁殖成功率は世界でもトップレベルで、個体群の回復効果が顕著です。(提供/CGTN Japanese)

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