2026年5月4日、中国メディアの紅星新聞は、卓球中国男子代表が団体戦の世界大会で連敗を喫したことについて、技術的な優位性の喪失と次世代育成の遅れが浮き彫りになっていると報じた。

記事は、4月28日から5月3日まで行われた2026年世界卓球選手権ロンドン大会(団体戦)グループステージで、中国男子が2連敗を喫してグループ3位に転落したと紹介。

黒星自体が2000年のスウェーデン戦以来という異常事態に直面したと伝えた。

そして、この状況に対して元中国代表で現在は指導者として活動する劉国正(リュウ・グオジョン)氏が「もはや楽観視できる状況ではない」と警鐘を鳴らすほど深刻であり、このままでは今後の世界大会での戦局も危うくなると指摘した。

その上で、今回の敗戦における全19ゲームのうち13ゲームが2点差以内での惜敗で、特にデュース以降の競り合いを落としているデータは、単なる精神面の問題ではなく、技術的な優位性が失われていることを物語っていると分析。世界的な群雄割拠の中で中国独自の「必殺技」が失われ、他国の台頭を許す相対的な技術低下が起きていると評した。

また、現在の若手選手が伝統的な型に依存しすぎており、圧倒的な強さを誇る張継科(ジャン・ジーカー)氏や馬龍(マー・ロン)のような際立った技術的特徴や変化を欠いているという専門家の指摘にも言及。技術の画一化と停滞が接戦時における焦りやメンタルの不安定さを招く根源的な原因になっていると論じた。

記事は、韓国の19歳、オ・ジュンソン(呉晙誠)に苦しめられた事実を重く受け止めつつ、樊振東(ファン・ジェンドン)や王楚欽(ワン・チューチン)に続く次世代のエースを早急に輩出するための人材育成が急務だとし、世界の技術発展の潮流に取り残されないために迅速な技術革新と世代交代を加速させることが不可欠だと強調した。(編集・翻訳/川尻)

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