中国メディアの快科技は7日、中国の自動車メーカーが競合企業の遊休状態にある工場を買収するなどして海外展開を加速させていると伝えた。

記事によると、世界の自動車産業では近年、生産能力の再編が進んでいる。

海外の老舗自動車メーカーの間では、エンジン車向けの非効率な生産能力を削減し、中核事業以外の製造資産を売却する動きがみられる。

吉利汽車(Geely)はこのほど、米フォード・モーターと、同社のスペイン・バレンシア工場内の稼働していない組立ラインを買収することで合意に達した。

海外展開を加速させたい中国の自動車メーカーにとって、既存工場の買収が最適な道筋となっている。新工場建設に3~5年かかるのに対し、既存工場を買収・改修すればわずか1年ほどで生産を開始できる。

比亜迪(BYD)は2024年3月、ブラジルにあるフォードの工場として使われていた工業施設を引き継ぎ、わずか16カ月で第1号車のラインオフを成し遂げた。

長城汽車(GWM)は21年に独メルセデス・ベンツグループのブラジル工場を買収し、25年8月に生産を開始した。当面は年間5万台を生産し、南米市場の開拓を加速させる。

現地生産は、貿易障壁を回避するための典型的な直接投資だ。(翻訳・編集/柳川)

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