四川大地震で話題になった「コーラ少年」こと薛梟(シュエ・シャオ)さんが、コカ・コーラに入社し、博物館の館長を務めていることが分かった。中国メディアの北京時間が12日に伝えた。
薛さんは2008年5月12日に発生した四川大地震で被災。がれきの下に80時間閉じ込められ、右腕は壊死して切断を余儀なくされた。救出された際に「コーラが飲みたい。冷たいのがいい」と口にする様子がテレビで報じられ、「コーラ少年」として全国で知られる存在になった。その後、薛さんの病室に見舞いに訪れる人はみんなコーラを持参していたという。
報道によると、薛さんは09年に上海財経大学金融学院に合格後、13年にコカ・コーラとの合弁事業を展開する中糧集団(COFCO)傘下の企業でインターンシップを開始。16年からは成都市にあるコカ・コーラ博物館(可口可楽世界・成都)の館長を務めているという。
薛さんはこのほど受けたインタビューで、当初は「コーラ少年」という名称だけが独り歩きして自分の本名が埋もれてしまうことに抵抗感を覚えていたものの、次第にそれが楽観的な気持ちを象徴する社会的シンボルになっていたんだと理解するようになったと明かし、「この呼び名は危機の中でも人々を癒やす力があったんだということを思い出させてくれる」と語った。(翻訳・編集/北田)











