13日前場の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比69.07ポイント(0.26%)高の26416.98ポイントと反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が9.25ポイント(0.10%)高の8891.62ポイントと4日ぶりに反発した。売買代金は1402億3710万香港ドルとなっている(12日前場は1404億2710万香港ドル)。

 米中関係の改善期待が相場を支える流れ。トランプ米大統領は13日夜に北京入りし、中国の習近平・国家主席と14~15日の2日間にわたり会談する予定だ。トランプ氏はホワイトハウスを出発する前、記者団に対し、「さまざまな問題で話し合うが、貿易問題が最優先となるだろう」と語っている。米国の随行団には、IT機器大手のアップルや石油大手のエクソンモービル、航空機大手のボーイングなど大手企業の最高経営責任者(CEO)が招待されるほか、複数投資会社の幹部も同行。大型商談の成立が期待されている。もっとも、会談の内容を見極めたいとするスタンスもあり、上値は限定された。また、米長期金利の上昇や、原油相場の高止まりなども不安視されている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、京東(JD)系3社の上げが目立つ。電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)が7.0%高、宅配サービスの京東物流(JDロジスティクス:2618/HK)が6.5%高、オンライン医療の京東健康(JDヘルス:6618/HK)が6.3%高で引けた。3社はそれぞれ前日引け後に四半期決算を発表。京東集団は前年同期比53.1%減益だったが、前四半期の赤字から黒字に転換している。京東物流は95%増益、京東健康も増益だった。

 セクター別では、非鉄関連が高い。タングステン開発の佳キン国際資源投資(3858/HK)が5.2%、非鉄金属・鉱石の五鉱資源(1208/HK)が3.5%、銅生産で中国最大手の江西銅業(358/HK)が2.7%、ニッケル大手の新疆新キン鉱業(3833/HK)が2.4%ずつ上昇した。市況高が追い風。12日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、主要な非鉄金属の先物が高く推移している。
 設備や発電の電力セクターもしっかり。東方電気(1072/HK)が6.1%高、上海電気集団(2727/HK)が3.8%高、ハルビン電気(1133/HK)が1.5%高、華電国際電力(1071/HK)が1.7%高、華能国際電力(902/HK)が1.0%高で前場取引を終えた。
 半面、医薬セクターは安い。英セキ智能(3696/HK)が7.5%、長風薬業(2652/HK)が2.9%、三生製薬(1530/HK)が2.8%、四環医薬HD集団(460/HK)が2.6%ずつ下落した。
 本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.09%高の4218.22ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。公益、インフラ関連、素材なども買われた。
半面、金融は安い。不動産、医薬、消費、自動車、空運も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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