先のゴールデンウィーク期間中、中国の主要オンライン旅行会社(OTA)の統計によりますと、四川省成都市のインバウンド人気は中国第5位となり、北上広(北京市・上海市・広州市)や深セン市などの一線都市に次ぐ結果となりました。昨年以降、成都のインバウンド人気は着実に高まっており、特に若年層の注目を集め、「1日成都人になる」が話題となっています。

旅行大手・携程(トリップドットコム)のデータによりますと、成都を訪れる外国人観光客のうち、15~44歳の層が約65%を占めています。そのうち、18~24歳の層は前年同期比63%増と最も高い伸び率を示し、25~34歳の層も同57.7%増と、同様に高い伸びを維持しています。

米国の経済学者ピーター・カール・クレスル氏などの専門家は、若年層の観光客はシティウォーク、文化体験、グルメ、SNSでの発信などを通じて旅行を楽しむ傾向があり、成都は文化的なソフトパワー、多様なライフスタイル、便利なインフラによって、若い旅行者の需要に合致していると指摘しています。

文化的な魅力は成都の核心的な強みです。携程のデータによりますと、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地は訪問者数の64.9%を占め、インバウンドの人気観光地トップとなり、「パンダを見る」ことが海外観光客の第一の選択肢となっています。文化体験の面では、三国志文化をはじめ、都江堰や杜甫草堂などの歴史的ランドマーク、変面などの無形文化遺産のパフォーマンスが、海外の若者を惹きつけ続けています。

多様な消費シーンが成都の活力を支えています。錦里や寛窄巷子などの伝統的なエリアは夜間の人気スポットとして上位を維持し、春熙路・太古里商圏は宿泊数の47.4%を占め、外国人観光客が最も選ぶ宿泊エリアとなっています。現地の人々と共に夜景を楽しみ、夜に読書をし、ナイトランをするなど、「夜になるほど成都らしくなる」という魅力が外国人の若者に評価されています。

アクセス面では、2025年までに成都は57の直行便ルートを開設し、国際線の運航数は1万9067便に達しました。継続的に整備されている国際航空ネットワークにより、都市へのアクセスが著しく向上しています。特筆すべきは便利な決済システムです。

成都では6万7000の店舗が海外発行のクレジットカードに対応しており、また、中国で初めての公共交通機関が国内外の銀行カードによる直接決済に全面対応した都市でもあります。地下鉄、バス、街中での買い物など、外国人観光客はスマートフォンで決済を完了できます。

4月末、英国のインフルエンサーがフェイスブック(Facebook)に成都文化に関するAI生成(AIGC)ショート動画を投稿し、「#live like Chengdu people」というタグを付けたところ、瞬く間に140万回の再生を記録しました。より多くの中国の都市が世界の若者に認知され、体験されることで、中国の国際的なイメージもさらに立体的なものになっていくでしょう。(提供/CGTN Japanese)

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