2026年5月13日、香港メディアの香港01は、9年ぶりの訪中となるトランプ米国大統領が北京に到着し、車列を一目見ようと大勢の市民が詰め掛けたことを報じた。

記事は、トランプ大統領が13日夜に北京首都国際空港に到着し、3日間にわたる中国への国事訪問を開始したと紹介。宿泊先とされるフォーシーズンズホテル北京近くの交差点には、到着前から100人以上の市民や各国メディア関係者が詰め掛けたと伝えた。

そして、午後8時35分ごろに数十台の大型バイクに先導された巨大な車列が姿を現すと、現場には「トランプ氏に一番近づけた瞬間だ」といった歓喜の声が湧き、大統領専用車「ビースト」を含む列が4分以上かけて通過した後も熱狂が続いたと紹介している。

「トランプ氏に一番近づけた瞬間」=中国の市民らが歓喜―香港メディア
フォーシーズンズ ホテル 北京

記事は、見物していた市民らが米中関係の未来に対し、交流がないよりはある方がずっといいと楽観的な見方を示したことに言及。大学生の王(ワン)さんは米国の留学政策やビザの緩和に注目し、米中が交流を維持することを望んでおり、昨年首脳会談でトランプ大統領が再び持ち出した「G2」の概念に触れ、協力へ向かうべきだとの考えを示したことを伝えた。

また、近隣の会社員の李(リー)さんも米中双方が共に発展し安定した関係を築くことを願うと語ったことを取り上げ、現場の市民がトランプ大統領の「アメリカ・ファースト」政策を冷静に分析しつつも、歴史的な訪問に立ち会いたいという動機を共有していたと評している。

記事は、北京市側が空港高速道路や天安門広場に米中両国の国旗を掲げるなど、異例の態勢でトランプ大統領を迎えており、市内の複数スポットが重要活動への協力を理由に閉館や休園を行い、街全体に特別な歓迎ムードが漂っているとした。

さらに、現場には多くの武装警察や公安が配置され、規制線を張るなどの厳重な警備によって秩序が維持されていたとも報じている。(編集・翻訳/川尻)

編集部おすすめ