2026年5月12日、韓国メディア・YTNは、ソウルで昨年、日本人観光客の母娘を死傷させた飲酒運転事故を巡り、裁判所が加害者の30代の男に懲役5年の判決を言い渡したと伝えた。

記事によると、ソウル中央地裁は危険運転致死傷罪などに問われていた男に対し、「取り返しのつかない結果が生じた」として懲役5年の実刑判決を下した。

事故は25年11月、ソウルの繁華街、東大門駅近くの交差点で発生した。男は酒を飲んだ状態で車を運転し、横断歩道を渡っていた日本人観光客の母娘をはねた。この事故で50代の母親が死亡、30代の娘は重傷を負った。事故当時、男の血中アルコール濃度は免許取り消し基準を超える泥酔状態だったという。

検察側は「遺族の被害はどんな金銭補償でも回復できない」とした上で、「日本メディアでも韓国の量刑の低さを懸念する報道が続いている」として懲役7年を求刑していた。

今回の判決について、裁判所は被告が犯行を認めている点や遺族が処罰を望んでいない点を酌量したと説明した。

これについて、韓国のネットユーザーからは「5年?50年の間違いじゃないのか」「人が亡くなって5年は短すぎる」「7年でも足りないくらいだ」「飲酒運転への処罰が甘いから事故が減らないんだ」「韓国に対する信用にも関わる問題なのに」「遺族のことを思うと胸が痛い」などの声が上がった。

また、「これでも、他の事故に比べると判決が重い方だというのがぞっとする」「人を殺して5年で済むなら悪用されそうだ」「裁判官は自分の家族が同じ目に遭っても同じ判決を出せるのか」「遺族はなぜ処罰を望まないとしているのだろう。自分だったらもっと重い刑を受けさせないと気が済まない」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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