25日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比81.49ポイント(0.45%)高の18109.20ポイントと4日ぶりに反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が34.80ポイント(0.54%)高の6475.96ポイントと続伸した。売買代金は532億6700万香港ドルとなっている(24日の前場は532億6700万香港ドル)。

 中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。25日開幕した世界経済フォーラム(WEF)の夏季ダボス会議で中国の李強・首相が演説し、「5%前後という今年の中国成長率目標は達成できると確信している」などと自信を示した。目標達成のため、中国政府は経済対策を強めると期待されている。また、国家発展改革委員会などは24日、自動車購入制限の緩和を拡大する方針など新たな消費刺激策を発表。関連銘柄などにとっての追い風となっている。ただ、上値は重い。
中国と西側諸国の対立や、人民元安の進行が警戒されている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が4.0%高、江蘇省拠点の翰森製薬集団(3692/HK)が3.7%高、中国スポーツ用品大手の李寧(2331/HK)が2.7%高と上げが目立った。
 セクター別では、自動車が高い。浙江零ホウ科技(9863/HK)が3.7%、長城汽車(2333/HK)が3.2%、蔚来集団(9866/HK)が2.4%、華晨中国汽車HD(1114/HK)が2.1%ずつ上昇した。
 食品飲料やスポーツ用品、家電など消費セクターもしっかり。上述した蒙牛や李寧のほか、康師傅HD(322/HK)が1.2%高、361度国際(1361/HK)が1.7%高、海信家電集団(921/HK)が2.0%高、海爾智家(6690/HK)が1.4%高で引けた。

 半面、スマートフォン部材・組立の銘柄群はさえない。瑞声科技HD(2018/HK)が5.4%、舜宇光学科技(2382/HK)が2.2%、丘タイ科技(1478/HK)が1.4%、富智康集団(2038/HK)が2.2%、比亜迪電子(BYDエレク:285/HK)が1.8%ずつ下落した。そのほか、半導体株も値を下げている。
 一方、本土マーケットは5日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.38%安の2951.95ポイントで前場の取引を終了した。ハイテク株が安い。
医薬株、公益株、エネルギー株なども売られた。半面、消費関連株は高い。素材株、銀行株も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)