中国メディアの界面新聞は19日、中国のバイクが世界の市場構造を書き換えつつあるとする記事を掲載した。
記事はまず、広東省広州市で15日に開幕した第139回中国輸出入商品交易会(広交会)で、世界スーパーバイク選手権(WSBK)で立て続けに優勝した中国のバイクメーカー、張雪機車(ZXMOTO)のブースには開幕から2日間で5000~6000人のバイヤーが訪れ、数千台の受注意向を獲得したことを紹介した。
その上で、ZXMOTOの初出展から各ブランドによる高級モデルの発表に至るまで、広交会はバイク市場における新たな風向きを反映しているとし、かつて低価格かつ大量生産を強みとした中国のバイク産業は今、大きな変革期を迎えていると伝えた。
記事によると、一連の技術革新の下、高付加価値・大排気量のレクリエーション用バイクが、中国のバイクメーカーが飛躍的に成長するための方向性として注目されている。
特筆すべき出来事として挙げられるのが、中国企業との合弁事業に参画する欧州の業者の増加だ。珠峰摩托はイタリアの老舗バイクブランド、モンディアルと共同開発・製造した2台の大排気量レクリエーション用バイクを広交会で展示している。
江門珠峰の企画部長、張洪銘(ジャン・ホンミン)氏は以前、界面新聞のインタビューで、「中国がエンジン技術の逆転を実現したことで、欧州の業者がODMモデルで協力し、欧州で設計、中国で開発・製造を行っている」と述べていた。
済南軽騎が英仏の業者と共同で設計した英国風レトロバイク「大脚怪」は、2016年に欧州で販売を開始して以来、販売台数が2万5000台を超え、その後、中国に逆輸入された。
しかし、済南軽騎海外販売部の業務マネジャー、孫蒙(スン・モン)氏によると、近年欧州の消費力が落ち込んでいるため、同社は需要が比較的堅調な東南アジアや中央アジアなどの新規市場への進出を進めている。
モビリティスクーターなど小排気量で歩行に代わるモデルに対する問い合わせは主にタンザニアやソマリアなどのアフリカ諸国やエクアドルやアルゼンチンなどの南米諸国の業者から寄せられている。
国境を越えた貿易のデジタル化サービスを手掛けるPingPonの製品オペレーションディレクター、彭鐘(ポン・ジョン)氏によると、中南米は消費と産業の両面において重要な新興市場であり、アフリカは世界最後の10億級の人口を抱える新興市場として巨大な人口基盤と堅調な消費需要を誇っている。「一帯一路」の深化とアフリカにおける工業化の加速に伴い、アフリカと中南米は世界貿易の新たなエンジンとなることから、同社は今後、一帯一路沿線地域の市場への投資を拡大し、アジア、アフリカ、中南米のより多くの国々で現地決済ネットワークの拡充を進めていく方針だという。(翻訳・編集/柳川)











