投資家のリスク選好が強まる流れ。米ハイテク株高が好感されたほか、中国経済の先行き楽観などが相場を押し上げた。昨夜の米株市場では、米国とイランの和平協議が進むと期待される中、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.6%高と11日続伸し、昨年10月29日以来、5カ月半ぶりに最高値を切り上げている。一方、取引時間中に中国経済指標が集中して公表され、うち1~3月のGDP成長率は5.0%と、市場予想(4.8%)以上に前四半期(2025年10~12月)の実績(4.5%)から上向いた。3月の月次統計では、小売売上高が予想を下回ったが、鉱工業生産は予想を上回っている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、車載バッテリー世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が9.0%高、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が7.7%高、火鍋チェーン中国最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が6.8%高と上げが目立った。CATLに関しては、1~3月期決算の48.5%増益が好感されている。百度などネット関連のほか、電気自動車(EV)などの上昇が寄与し、ハンセン科技(テック)指数は3.7%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
セクター別では、半導体が高い。上海壁仞科技(6082/HK)が26.6%、兆易創新科技集団(3986/HK)が13.4%、蘇州納芯微電子(2676/HK)が10.0%、瀾起科技(6809/HK)が8.0%ずつ上昇した。そのほか、人工知能(AI)技術やクラウド、ロボットなどの銘柄群も買われている。
自動車セクターもしっかり。比亜迪(BYD:1211/HK)が5.5%高、浙江零ホウ科技(9863/HK)が4.4%高、小米集団(1810/HK)が3.8%高、小鵬汽車(9868/HK)が3.5%高で引けた。
中国の証券・保険セクターも物色される。国泰海通証券(2611/HK)が3.3%高、広発証券(1776/HK)と華泰証券(6886/HK)がそろって2.4%高、新華人寿保険(1336/HK)が5.9%高、中国人寿保険(2628/HK)が2.3%高と値を上げた。
半面、海運セクターはさえない。中遠海運能源運輸(1138/HK)が4.1%安、東方海外(316/HK)が2.0%安、中遠海運HD(1919/HK)が1.4%安で取引を終えた。
本土マーケットは5日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.70%高の4055.55ポイントで取引を終了した。素材が高い。ハイテク、消費関連、自動車、不動産、インフラ建設なども買われた。半面、石油・石炭は安い。医薬、運輸、銀行も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











