投資家の慎重スタンスが再び強まる流れ。米イランの対立が長期化するとの見方が広がり、原油相場の高止まりも警戒されている。米イランの一時停戦期限を日本時間23日午前に控える中、トランプ米大統領は21日、仲介国パキスタンの要請を受け、協議が終了するまでイランとの停戦を無期限に延長すると表明。同時にイラン港湾の封鎖を維持する考えも示した。イラン側は、「海上封鎖が続くことは、紛争の継続を意味する」と米国を非難している。また、ハンセン指数は前日、2月27日来、約2カ月ぶりの高値水準を回復しただけに、売り圧力の高まりも意識された。ただ、武力衝突が激化するとの懸念は後退。和平交渉は徐々に進むとの期待もあり、下値は限定されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、民営教育サービス事業者の新東方教育科技集団(9901/HK)が5.3%安、車載バッテリー世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が4.9%安、オンライン医療の京東健康(JDヘルス:6618/HK)が4.0%安と下げが目立った。
セクター別では、海運が安い。中遠海運能源運輸(1138/HK)が4.7%、東方海外(316/HK)が3.8%、海豊国際HD(1308/HK)が3.7%、中遠海運HD(1919/HK)が1.9%ずつ下落した。
ネット関連のテック銘柄も急落。
半面、半導体と人工知能(AI)技術の一角は物色される。英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が6.0%高、ASMPT(522/HK)が4.5%高、兆易創新科技集団(3986/HK)が3.3%高、北京智譜華章科技(2513/HK)が4.9%高、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が1.9%高で引けた。半導体パッケージング・テスティング機器大手のASMPTについては、1~3月期決算の利益3倍が好感されている。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.24%高の4095.07ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが高い。素材、自動車、保険・証券なども買われた。半面、銀行は安い。宇宙・軍需産業、エネルギー、食品飲料、エネルギー、運輸も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











