週明け1日前場の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比220.41ポイント(0.88%)高の25402.80ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が88.20ポイント(1.05%)高の8514.02ポイントと続伸した。売買代金は1952億3790万香港ドルとなっている(5月29日前場は1941億1830万香港ドル)。

 前週末の好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が根強いほか、米株の高値更新も追い風だ。先週末の米株市場では、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.2%高と7日続伸し、4日連続で最高値を塗り替えている。人工知能(AI)産業拡大で恩恵を受けやすい銘柄群を物色する動きが継続した。中東情勢の不透明感などでハンセン指数はマイナス圏でスタートしたが、程なくプラスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ゴールドジュエリー販売の老鋪黄金(6181/HK)が9.0%高、デリバリー事業大手の美団(3690/HK)が6.0%高、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が6.1%高と上げが目立った。レノボについては、AIインフラ拡大のよる製品販売の増加期待が引き続き支援材料となっている。同社株などテック銘柄に買いが先行する中、ハンセン科技(テック)指数は1.8%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 セクター別では、クラウドやソフトウエア開発などAI関連が高い。金蝶国際軟件集団(268/HK)が18.8%、微盟集団(2013/HK)が10.3%、金山雲HD(3896/HK)が8.0%、商湯集団(センスタイム・グループ:20/HK)が7.2%、北京第四範式智能技術(6682/HK)が5.9%、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が5.0%ずつ上昇した。
 中国の不動産セクターも急伸。中国奥園集団(3883/HK)が11.3%高、世茂集団HD(813/HK)が5.8%高、建発国際投資集団(1908/HK)が5.0%高、旭輝(884/HK)が4.9%高で引けた。

 自動車セクターも物色される。浙江零ホウ科技(9863/HK)が6.9%高、小鵬汽車(9868/HK)が5.2%高、嵐図汽車科技(7489/HK)が3.8%高、蔚来集団(9866/HK)が3.2%高で前場取引を終えた。
 半面、香港に拠点を置く銘柄群はさえない。電力大手の電能実業(6/HK)が2.4%、香港不動産デベロッパー大手の新鴻基地産発展(16/HK)が1.9%、財閥系コングロマリットの長江和記実業(1/HK)が1.8%、リート(不動産投資信託)の領展房地産投資信託基金(823/HK)が1.6%ずつ下落した。
 本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.12%安の4063.72ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。医薬、消費、自動車、保険・証券なども売られた。半面、資源・素材は高い。公益、不動産、銀行、インフラ関連、海運も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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