「西施」は中国4大美女の1人の名前で、美人の代名詞となっている。よく見かけるオバちゃん達とは一線を画したおしゃれないでたちに、両耳には銀色のピアス、西安交通大学の校門付近でショーケースと飴の鍋を荷台に乗せた三輪車を移動させながら道行く学生にタンフールーを販売している…そんなちょっとおしゃれな「糖葫蘆西施」は同大学のネット掲示板で毎日話題が上る、さらには学内ニュースを配信するメディアも取材を行うほどの人気ぶりだという。この女性は今年19歳になる康さんで、河南省の出身だという。5年ほど前に西安に両親とともに移り住み、同大学の近くでタンフールーを売るようになったという。取材に対して「本当はこの仕事キライなんだけど…頭が悪いから学校入れなかったの」と笑ったそうである。また、学内で騒がれていることについても知っているようで、商売がうまくいっているのは美女だからかそれとも作り方がうまいのかとの質問にはちょっとはにかみながらも「両方でしょう!」と語ったという。
この現象に対して、ネット上では「美女経済」「注意力経済」という名前を付ける意見や、「象牙の塔」の生活にストレスを感じる学生たちが、キャンパスの外、しかも自分たちの目につくところで元気にタンフールーを売る彼女に「青春」「太陽」といったものへのあこがれを抱き、自分たちの「草の根のアイドル」を作ろうとしたのだろうという分析が見られた一方で、一部では批判的な論調も存在している。「東北網」から各サイトに転載された評論では、揚州の「バスmm」(mmは妹妹の略)、上海の「バス美女」、南京の「油条西施」、長沙の「焼餅イケメン」と前例をあげ、今回の「糖葫蘆西施」を含めた共通の特徴として、見た目が秀でていることと、彼らがごくありふれた職業に就いていることを指摘しており、彼らが話題になり注目されるのは「見た目と実際の職業とのギャップ」によるものでそこに職業蔑視(べっし)の視点が潜んでいるという分析をしている。あるいは、「糖葫蘆西施」のような学外の人物が話題になるのは、勉学主体であるべきキャンパスライフが充実していないからだと大学生の質の低下を指摘する論調もあった。
意見はさまざまであるが、彼女の商売がうまくいっていることは間違いないようだ。「美女」なら売れるわけではないだろうが、見た目もやはり大事ということなのだろう。
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