記事は、社会文明の発展に伴って、世の中があらゆるものに対してスピーディーさを求めるなかで、日本のドラマやマンガでは街の料理屋で「味自慢」などと書かれているのをしばしば見かけると紹介した。現在の中国語で「慢」は一般的に「遅い」という意味を持つことから、生活リズムが殊に速いと言われる日本において「慢」の文字をよく見かけることに対して違和感を抱くことがあるようだ。
そのうえで記事は、日本では「慢」は必ずしも「遅い」ことを意味するものではないと指摘。「自慢」とは、得意になる、自分で自分を誉めるといったような意味であり、「味自慢」「のど自慢」「子ども自慢」などの「慢」はすべてこの意味で用いられていると説明した。
一方で、字面的には「自慢」と非常に似た「我慢」という単語も日本には存在すると紹介。「自」も「我」も自分を表す漢字であり、両者の意味も似ているだろうと思いきや、実際には全く違う意味を持っているのだと伝えている。
そして、「我慢」はもともと自らおごり高ぶり他人を嘲るという仏教用語で、日本でもかつては「傲慢」と同様な意味合いを持っていたが、時代が進むにつれて「屈強」、「頑固」というニュアンスが加わり、現代では主に忍耐、自制といった意味で用いられるようになったと解説。「簡単に言ってしまえば、したくないけれどせざるを得ないという受動的な忍耐こそが『我慢』なのである」とした。
中国語では主に「快」と対を成して「遅い」という意味で用いられる「慢」だが、日本語においても「ゆっくり」の意味を持つことがある。「急性」に対して用いられる「慢性」や、動きの鈍さを表現する「緩慢」といった言葉がその一例だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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