2026年5月19日、香港メディア・香港01は、新型コロナ流行初期に武漢・湖北の防疫を担った「武漢F4」と呼ばれる官僚4人のうち3人がすでに失脚したことを報じた。
記事は、全国政協常務委員で農業・農村委員会副主任の王暁東(ワン・シャオドン)副主任が、重大な規律違反および法律違反の疑いで調査を受け、失脚したことが公式に発表されたと紹介した。
そして、王副主任は2017年に湖北省長に就任するなど、閣僚級まで順風満帆な出世街道を歩み、20年の新型コロナ発生時には蔣超良(ジャン・チャオリャン)氏、馬国強(マー・グオチャン)氏、周先旺(ジョウ・シエンワン)氏と共に「武漢F4」として防疫を統括する立場を担ったと伝えた。
その上で、新型コロナ感染拡大期に武漢市当局が「ヒトからヒトへの感染の証拠は見つかっていない」と対外的に説明し続けていたことに言及。その後医学専門家の鍾南山(ジョン・ナンシャン)氏がヒトからヒトへの感染を認めるまで大規模な対策を講じなかったことが不手際とみなされ、世論の激しい批判を浴びたとした。
記事は、20年2月に蔣氏と馬氏が即座に解任され、王副主任と周氏も21年までに職を退いた上、25年には蔣氏と周氏が、そしてこのほど王副主任がそれぞれ「調査対象」となったことで「武漢F4」のうち3人が失脚した形になったと紹介。一方で流行期に後任として送り込まれた応勇(イン・ヨン)氏と王忠林(ワン・ジョンリン)氏は、それぞれ国家の要職へと昇進したと伝えている。
記事は、毛沢東(マオ・ザードン)国家主席がかつて「政治的な方針が確定した後、幹部こそが決定的要因となる」と述べ、鄧小平(ドン・シャオピン)国家主席も国家の安定や発展の鍵は人にあると語ったことを取り上げ、「武漢F4」の失脚が近代化の過程において徳と才能を兼ね備えた官僚を選抜することの重要性を示していると評した。(編集・翻訳/川尻)











