こんな日本人がいたなんて・・・貧しい中国人を助けた日本人医師=中国メディア

 2010年12月、中国山東省の済南市にあった小さな診療所で、約70年にわたって貧しい人を無料で診察した日本人の医者が102歳で亡くなった。この日本人男性の生涯は日中の歴史に大きく翻弄された人生と言えるだろう。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「約70年にわたって、医者として黙々と貧しい中国人を助けた日本人には、中国人を驚かせる身の上があった」と紹介する記事を掲載した。

 記事によれば、この日本人男性は1937年に戦争のために軍医として招集されて中国に渡ったというが、途中で軍隊から抜けたという。その際、済南市の村で食べ物をもらうなど助けられ、その村で謝罪のために生きることを決意し、後に診療所を開設して無料で貧しい人を診察し続けたという。

 続けて、この日本人男性は戦争中でも中国人を殺したことはなかったとしつつも、彼は自分の生涯を「中国人のため」、「贖罪のため」とだけ語って、黙々と貧しい人々を無料で診察していたと紹介。周囲が本人の身の上を知ったのは、後に中国メディアが男性について報道するようになってからだったという。かつては「日本兵だった1人の男性は、地元の人々から深く愛される町医者」となり、2010年12月1日、102歳で生涯を終えたと伝えた。

 中国人ネットユーザーからは、日本人医師の生き方について「中国人が最も尊敬すべき日本人だ」、また、「血の通った人間味と良識のある日本人だ」と、その功績を称賛し評価する声が多く寄せられた。中国人のなかには歴史的背景ゆえに、日本に対して好意的な感情を抱けないでいる人も少なからず存在する。戦争によって人生を大きく翻弄され、後の人生までも中国に捧げた日本人医師の生涯は中国人の心を大きく揺さぶったようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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