春が訪れた吉林省鎮賚県の莫莫格湿地には最近、渡り鳥が次々と飛来してピークを迎えている。14日のモニタリングデータによると、同地で羽を休めているソデグロヅルは4000羽以上、ガンの群れは10万羽以上に達している。

中国新聞網が伝えた。

「中国のソデグロヅルの里」と呼ばれる鎮賚県内にある莫莫格湿地は、「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ」上にある重要な中継地だ。渡りのルートがかなり集中しているソデグロヅルにとって、湿地数カ所の自然環境が直接その群れの存続に係わることになる。

莫莫格湿地は、数多くの水深の浅い池や沼沢で構成されており、渡り鳥の移動の季節になると、200種類以上の鳥が飛来する。そして、ツルのつがいや、亜成体を連れた「小さな家族」がゆっくりと歩きながらエサを食べている様子や、その近くの水面でガンの群れが突然空に飛び立って、水しぶきが舞い上がる圧巻の景色などを観察することができる。

吉林省西部の湿地、春になると世界の約6割のソデグロヅルが飛来―中国

世界の野生のソデグロヅルの個体数は約6700羽で、うち約60%が莫莫格湿地を北へと移動する時に重要な「補給ポイント」としている。毎年春になると、ソデグロヅルはそこで約1カ月にわたり、羽を休める。

中国野生動物保護協会・白城護飛隊の潘晟昱(パン・チョンユー)隊長は、「ソデグロヅルの個体数が安定し、増加しているのは、莫莫格湿地の生態系が回復しているほか、途中で経由する各保護区や湿地も保護され、生息地の環境が継続的に最適化されているからだ」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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