◆JERAセ・リーグ ヤクルト4X―3巨人(18日・神宮)

 巨人はヤクルトにサヨナラ負けで連勝が3で止まった。マタは2度目の先発登板で6回4安打1失点と好投。

勝利投手の権利を持って降板も、救援陣が崩れ初勝利はならなかった。スポーツ報知評論家の宮本和知氏は助っ人右腕の投球を「器用」と高評価。今後に期待を寄せた。

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 マタの2試合の登板を見て一番感じたのは「こんなに器用な投手なんだ」ということだ。もちろん平均球速150キロ以上の真っすぐが基本だけど、ツーシーム、チェンジアップ、カーブ、スライダーと豊富な変化球を交えて、最後、変化球で打ち取るという抑え方になっていた。

 外国人投手ではなかなかいないタイプ。日本球界ではいわゆる「手先でこねくり回す」ような投球は評価されないことが多いんだけど、それが覆るように、うまくはまっている。時折、腕の角度も変えて、サイドの近い位置から投げるなど自由自在だった。

 変化球で一番際立ったのは130キロ台後半のチェンジアップ。右にも左にも効果的だった。打者としてみれば変化球をマークしていて、150キロ台中盤の真っすぐがドーンと来たら、そう簡単には捉えられない。ベースの隅を狙う制球力はないかもしれないけど、ストライクゾーンにいろんな球種を投げ分けていけばいい。

 右打者の外角、左の内角を狙った時に、シュート回転して甘く入ることがあるから、気をつけるのはそこ。サヨナラ負けで初勝利は消えたけど、白星はついてくるはずだ。(スポーツ報知評論家)

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