◆JERAセ・リーグ 中日3―0ヤクルト(26日・バンテリンドーム)

 中日は今季2度目の完封勝利を飾った。9カード目で初の同一カード3連戦3連勝を飾った。

 先発した高橋宏斗投手が、投打で存在感を放った。今季5度目の登板で7回5安打無失点と好投。ボールが先行し、四球絡みで得点圏に走者を置いたが、要所を締めて得点は許さなかった。

 5回2死満塁。米ブルージェイズ・岡本和真内野手から譲り受けたチャンドラー製のバットで奥川の直球を右前に運び、先制点を呼び込んだ。右翼手・丸山和が一塁に送球したものの、必死に駆け抜けてセーフに。23年9月23日のDeNA戦(横浜)以来の決勝打に「(打てたのは)奇跡。ヤクルトがライトゴロの練習をしていたという情報もあったので駆け抜けた」と笑った。

 ここまで防御率4・44だった悩める右腕が自身の連敗を3で止めた。これでヤクルト戦は自身最多の通算12勝目。今季最多125球の熱投で、待望の初白星を手にした。井上監督は「勝ち星に恵まれていなかった宏斗に勝ちがついたのはチームにとっても大きい。

どうしても勝ちたいっていう気持ちが乗り移ったタイムリーだった」と、エースの好投に目を細めた。

 井上監督の主な一問一答は以下

 ―5回2死満塁で高橋宏。代打は考えなかった

 「ちょっと僕も賭けた。正直、迷いました。チャンスが、ここしかないかなというところでしたけど、必死になっている宏斗を見た上で、よし、宏斗に賭けようかという形にしました」

 ―8回は杉浦が好投

「後半、誰でつないでいくかってところが、まだぼやっとしている部分があるんけど、杉浦がこうやって抑えてくれた。かすみが少しずつ消えていってくれて、道が見えてきたような気がします」

 ―細川が8回に適時打

「あの一打が、大きかった。ちょっと詰まりましたけど、よく押し込んでくれました。

 ―川越が負傷交代

「今、絶好調なんで、うちのチームの切り札にしたいと思っている。肩の脱臼だけど、一応ハマった。不幸中の幸いかなと思っています」

―サヨナラ勝利から流れが変わった

「選手たちは必死にプレーしている。僕がみんなを勇気づけているつもりでも、逆に選手から勇気をもらっている。ここから上っていきたい。

(ファンの)みんなが喜んでくれるような場面をつくれるようにしたいと思います」

編集部おすすめ