◆米大リーグ エンゼルス2―15ドジャース(16日、米カリフォルニア州アナハイム=エンゼルスタジアム)

 大谷が大歓声を一身に浴びながら、本塁に滑り込んだ。4点リードの8回2死一、二塁。

右翼線に運んだ打球は大きく弾んでファウルゾーンのネットに当たって転々。大谷は快足を飛ばして三塁に向かうと、中継プレーの乱れも見逃さなかった。一瞬の隙を突いて本塁へ生還。記録上は今季初の三塁打と悪送球で“8号ランニング弾”は幻となったが「僕がいた頃は(防球ネットが)なかったので知らなかった。とりあえず全力で走った。結果的に良かった」と充実の汗を拭った。

 二刀流が18年から6年間プレーした古巣のエンゼルスタジアム。昨季までは内野後方まで張られていたネットが、今季からはポール際まで拡張された。グラウンドルールではインプレー中の打球が当たっても継続。右翼・アデルも把握しておらずに困惑した様子を見せた。ロバーツ監督は「こちらからはよく見えなかった。『リトルリーグみたいなホームランだな』と思った。

(翔平の)全力疾走を見るのはいいね」と笑った。

 9回1死満塁では走者一掃の適時二塁打も放ち、今季最多5打点の大暴れ。チームの今季最多となる15得点目を呼び込んだ。古巣との一戦で躍動し、「所属した2つのチームのファンの方々の前でプレーでき、いいパフォーマンスができるのは特別なこと」と感慨深げに振り返った。

 チームはこれで4連勝を飾り、13連戦は5勝4敗と白星が先行した。佐々木朗希投手(24)が先発する翌17日(同18日)はデーゲーム。「いい流れで来ている。また明日早いですし、切り替えて5連勝できるように頑張りたい。(打撃の構えは)良くはなっているので、引き続き頑張りたい」と大谷。ようやく本来の姿が戻ってきた。(竹内 夏紀)

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