お笑いタレントの中田カウスと「霜降り明星」の粗品がこのほど都内で、劇場新ブランド「よしもと粗品劇場」発表会見に出席した。

 カウスがこれまでの伝統にとらわれない新しいプロジェクトを立ち上げようとしてできた新ブランド。

「芸人が持っておかなければならない狂気と愛きょうを持ち合わせている」と評価する粗品とタッグを組んだ。カウスは生成AI「Gemini」にアドバイスをもらったことも告白。「『目線がお客さんと一緒になれるような劇場がいいんじゃないですか?』と言われた。例えば、売れそうな若手芸人を劇場に出して、名前や衣装について考えてもらう。みんなで芸人を育てていくような劇場、コミュニティーを作っていきたい」と展望を明らかにした。

 粗品は「漫才、霜降り明星、相方も大好きで、劇場というものにも本当にお世話になっていますし、引いては上方漫才協会も大好き。吉本興業も大好きです。この辺が結構誤解されがち」と前置き。その上で、2014年に大阪に完成した「よしもと漫才劇場」への感謝の思いから「芸歴15年目の節目を迎えて、この発信力を劇場などに還元したいな、恩返ししたいな、という思いがあります」と同ブランドをプロデュースすることになった経緯を明かした。

 新ブランドの目的については2つあるといい、1つは「後進育成」をあげた。「後輩の方たちにとにかく得をしてほしい。一緒に学んでいきたい」と宣言。

2つ目は「若い世代の客を劇場に呼ぶ」こと。「インターネットの時代で配信チケット(などで)、家からもお笑いを楽しめる素敵な時代にはなりましたが、今一度劇場というところに身を構えて、お客さんと近い距離感で何か新しいことができたらなと思います」と青写真を描いた。

 ステージ展開についても言及。粗品は「若手芸人、後輩芸人を数組呼んで一緒のステージにしたいなと思っています。あとは、今まで漫才の文化は、お客様に育てていただいたという感覚がありますが、新しい形では、より密接にお客さんと一緒に成長できる、そんなステージができたら素敵やなと思ってます」と明かした。

 初回公演は来月21日、東京・渋谷よしもと漫才劇場で開催される。

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