1983年ミスターシービーと、89年ウィナーズサークルで2度制したJRA殿堂入り調教師の松山康久氏が、第93回日本ダービー・G1(5月31日、東京競馬場・芝2400メートル)の出走馬の馬体を10点満点でジャッジした。

 【ロブチェン 10点満点=1位】

 堂々とした、威厳を感じさせる立ち姿。

一点を集中して見つめ、凜とした表情。目元は丸く、黒い瞳の中に意思の強さが見られます。良質な筋肉に覆われ、黒光りした被毛はビロードのように薄く滑らかです。肩周辺と腰部はじめ各パーツの筋肉は発達。連動して高い出力を生んでいます。また、ボディーコントロールの利く強い体幹を持っています。

 【リアライズシリウス 10点満点=2位】

 光輝く芦毛の馬体は、流線形のスラッとした体形で全身がバネ。四肢は長く、クッションに富んでいます。優しい目元から、人間との親和性の高さがうかがえます。

 【アスクエジンバラ 9・5点=3位タイ】

 風貌は百戦錬磨の戦士のよう。伸びのある体形は伸縮性に富んで、しかも芯が一本入っています。肩関節と股関節の可動域は広く、実戦でストライドが伸びるでしょう。

 【ゴーイントゥスカイ 9・5点=3位タイ】

 りりしい顔立ちで、覇気を感じさせます。手足の伸びた胴長の体形ですが、バランスが取れたシルエットです。つなぎは長く、スナップの利いた走りが可能です。

 【コンジェスタス 9・5点=3位タイ】

 父コントレイルのDNAを継承し、ルックスは端正で、プロポーションは抜群。品があります。メリハリのあるボディーラインは筋溝がはっきりして、鍛錬されている印象です。

 【ライヒスアドラー9・5点=3位タイ】

 前方をしっかり見つめる鋭いまなざしに、集中力と意欲が感じられます。名馬と言われた馬に多い左後一白(※)の特長の持ち主。胸囲はあり、心肺機能も高いでしょう。

 (※)「さこういっぱく」と読み、左の後脚の下の方だけが白色を帯びている馬のこと。シンボリルドルフ、オルフェーヴルなど名馬に多いと言われる。

 《7位以下》

9点   アウダーシア

     グリーンエナジー

     パントルナイーフ

     フォルテアンジェロ

8・5点 エムズビキン

8点   アルトラムス

     ジャスティンビスタ

     バステール

     マテンロウゲイル

7・5点 ショウナンガルフ

     メイショウハチコウ

     ケントン

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