第76回安田記念・G1は6月7日、東京競馬場の芝1600メートルで行われる。

 トロヴァトーレ(牡5歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父レイデオロ)は昨年のダービー卿チャレンジトロフィー・G3で重賞初制覇を飾り、今年に入って東京新聞杯、エプソムカップとG3を連勝中。

24年の報知杯弥生賞ディープインパクト記念(6着)で1番人気に支持されるなど、早い時期から期待されていた素質馬が、ようやく軌道に乗ってきた。

 1年前の安田記念は17着。道中は折り合いを欠き、緩い馬場にも苦戦して直線はこの馬らしい伸びを披露することができなかった。その後はダートに投入されるなど試行錯誤を続けながら、ここ2戦は本来のパフォーマンスを披露。重賞3連勝での戴冠を狙う。

 パンジャタワー(牡4歳、栗東・橋口慎介厩舎、父タワーオブロンドン)は昨年のNHKマイルカップ覇者。今年2戦は勝ち星こそないが、2走前はサウジアラビアへの海外遠征で5着。前走も高松宮記念で0秒4差4着と大きくは負けていない。1週前追い切りはしっかり動けており、海外遠征明けだった前回よりいい状態でレースに挑めそう。久々のマイル戦でも好勝負は可能だ。

 ステレンボッシュ(牝5歳、美浦・宮田敬介厩舎、父エピファネイア)は前走のエプソムカップで実に24年12月の香港ヴァーズ・G1以来となる馬券圏内の2着。国枝栄厩舎からの転厩2戦目で復調の兆しを見せた。

中間の調整も順調で24年桜花賞以来となるG1制覇を目指す。

 レーベンスティール(牡6歳、美浦・田中博康厩舎、父リアルスティール)は重賞5勝の実績。勝利はすべて1800メートル以上だが、ポテンシャルはG1級で軽視は禁物だ。

 前走の読売マイラーズカップ・G2で24年の朝日杯フューチュリティステークス・G1以来となる勝利を挙げたアドマイヤズーム(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父モーリス)、京王杯スプリングカップ・G2を鮮やかに逃げ切ったワールズエンド(牡5歳、栗東・池添学厩舎、父ロードカナロア)も上位争いの力は十分にある。

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