創部81年目で初となる夏の静岡県大会シード権を獲得した藤枝東が、「粘りの野球」で頂点を狙う。春季県大会では2回戦の磐田南戦で延長11回タイブレークの末にサヨナラ勝ち。
快進撃を支えたのが、3番・杉山慶多二塁手(3年)だ。東海大静岡翔洋中で全国中学校大会優勝を経験。しかし高校は野球強豪校ではなく、県内屈指の進学校・藤枝東を選んだ。春は袋井戦で勝ち越し2点適時打を放つなど勝負強さを発揮。今季就任した中村匠監督(43)が「ここぞという時に打ってくれる」と信頼を寄せる。
昨年、高校生野球科学研究発表会で「野球に流れは存在するのか」を研究した藤枝東。劣勢でも逆転のチャンスがあるという意識が、チームを前向きにしている。杉山は「春の県大会前は春16強、夏は8強が目標でした。でも春を終えてから3、4時間ミーティングをして、『夏は優勝したい』という思いでチームが一つになりました」
県内有数の進学校だけに、部活動の時間には制約がある。グラウンドも狭く、右翼守備練習ができない。難関大進学希望者が多く、杉山も部活後は塾に通う日々を送る。










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