第75回全日本大学野球選手権(8~14日・神宮、東京ドーム=報知新聞社後援)が8日、神宮球場と東京ドームで開幕した。第1試合は神宮球場で近大工学部―中部学院大が、東京ドームで天理大―共栄大(東京ドーム)が戦う。

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 神宮では東海大のエースとして首都大学野球リーグ通算28勝を挙げ、大洋(現DeNA)のエースとして通算134勝をマークした遠藤一彦氏(71)が始球式を行った。

 小雨が降り注ぐ中、堂々のストライク投球。「子供たちに教えていますんで、球は放ってるんですけども、今日は本来の球ではなかった。キャッチャーまで届いてくれたんで、ほっとしてます」と笑みを浮かべた。

 遠藤氏は東海大3年だった50年前、1976年の大学選手権で優勝メンバーの一人となった。翌年の77年は決勝で駒大に敗れ、準優勝となったが、神宮のマウンドから多くの学びを得た。「日頃から練習してリーグ戦を勝ち上がってきたチームでしょうから、思い切ったプレーをして、悔いのない試合をしてもらいたいなと思います」と出場選手にエールを送った。

 遠藤氏は低迷期の大洋を支えた大エースで、巨人戦通算21勝。同年代の巨人・江川卓をライバルと見定め、その投げ合いはファンを熱くさせ、雄姿は今でも野球ファンの記憶に残っている。

 ◆遠藤 一彦(えんどう・かずひこ)1955年4月19日、福島・西白河郡生まれ。71歳。学法石川から東海大を経て、77年ドラフト3位で大洋入団。

82年から6年連続2ケタ勝利。83年は18勝、16完投、186奪三振(いずれもリーグ最多)で沢村賞。84年も最多勝。92年10月7日の巨人戦(横浜)を最後に引退。通算460試合134勝128敗58セーブ、防御率3.49。引退後は横浜で投手コーチを務めた。184センチ、72キロ。右投右打。

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