第108回全国高校野球選手権静岡県大会は28日に開会式が行われ、7月4日から熱戦の火ぶたが切られる。しずおか報知では「好きすぎて夏」と題し、数回にわたり、今夏の話題校や選手を紹介。
浜松江之島の大型捕手が、「最初で最後」の公式戦に挑む。プロ注目捕手の高塚が攻守にチームを支える。「盗塁阻止率100%。打率5割超え」を目標に掲げる。チームの過去最高は2006年の16強だが、「一戦一戦、目の前の試合に全力を傾けたい」と、抱負を語った。
異例の経歴だ。中学時代に強豪・浜松北ボーイズで主に、捕手として主力を務めた。2023年にセンバツ優勝した山梨学院へ進学。強豪校で1年秋から試合に起用されるほど期待されたが、「あまりに甲子園が近すぎて。恵まれた環境すぎて変えたいと思った」。
高野連の規定により1年間は公式戦に出場できなかったためサポート役に徹した。公式戦では主に、ボールボーイとしてベンチ横で仲間のプレーを見守った。「直接、声は出せないけど、グラウンドレベルで試合を見られたのはいい経験だった」。公式戦出場解禁は4月。今春は県大会に出場すれば、ベンチ入り可能だったが、惜しくも、目前で敗れた。
出場可能だった練習試合では解禁日からすでに、11本塁打をマーク。山梨学院時代の2本を含め、現在は通算28本に積み上げた。「これまでは、パワーをつけて、“マンぶり”すれば打球は飛ぶと思っていたけど、江之島に来て柔軟性や体の使い方の大切さを教わった」。遠投100メートルの強肩を買われ、ピンチで投手としてマウンドに上がる可能性もあり、捕手との“二刀流”を務める。
現段階では大学進学を第一希望に掲げる。「将来はプロに行きたい」と、目を輝かせる。
◆高塚 克己瑠(たかつか・かみる) 2008年11月19日、東京・台東区生まれ、17歳。小2の時に磐田市に転居し、そのころ中泉クラブに入団して本格的に野球を始めた。好きな選手は、かつてソフトバンクやシアトル・マリナーズで活躍した城島。178センチ、88キロ。右投右打。










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