中国・山西省で誤って戸籍を削除された女性が話題になっている。

中国メディアによると、内モンゴル自治区ウランチャブ市出身の南(ナン)さんは2006年に娘と共に戸籍を山西省大同市に移し、家を購入して家族で暮らしていた。

7年後の13年、警察官が自宅にやってきて、「内モンゴル自治区と山西省の両方に戸籍があるため、どちらか一方を抹消する必要がある」と説明した。南さんは内モンゴル自治区の戸籍を抹消する手続きをした。

ところが、今年4月、南さんの娘が自動車の購入で補助金を申請した際、何度行ってもシステムの審査に通らなかった。調べてみると、南さんの戸籍が存在しないことになっていた。

さらに記録を調べたところ、内モンゴル自治区の戸籍が抹消される8日前に、山西省の戸籍がすでに抹消されていたことが判明。戸籍がないと、今年有効期限が切れる身分証の更新ができず、将来的に医療保険が適用されない可能性もあるという。

大同市の公安当局は、南さんの戸籍を「誤って抹消」したと説明。また、7月7日に送られてきた回答書には「戸籍の復元を認める」と明記されていた。しかし、8月末になっても南さんの戸籍は復元されず。何度問い合わせても「待ってほしい」との回答しか返ってこなかった。

今年5月から、南さんと娘は山西省と内モンゴル自治区を行き来し、大量の証明書を集めてきた。記事は「警察が犯した間違いなのに、走り回るのは市民。

この窮状はどこに訴えればいいのか」と批判。「間違いは明らかで、復元の決定も出ているのに、いつまでも手続きを進めない。これはもはや単なるミスではなく、職務怠慢である」と指摘した。

そして、「そもそもなぜ南さんの戸籍は『誤って抹消』されたのか。この13年間にほかに何人が『戸籍なし』になったのだろうか」と問い掛けた。(翻訳・編集/北田)

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